天然自然のトリートメント
 

ヘナは中東から東アジアに自生する植物です。

白髪は鮮やかな朱に染まります。

紅赤、ベンガラ、朱鷺色、朱、紅茶の赤、効用の赤、夕映えの茜色。

色合いの表現は人それぞれですが、ヘナの色彩は自然がプレゼントしてくれた黒髪の民族に似合うもう一つの天然色です。

画像カラーイメージはご使用のパソコンによって異なるカラーに表示されることもありますので予めご了承ください。

 

ヘナは天然染毛剤として知られていますが、ヘナの効果は染毛だけではありません。

ヘナの本領は【髪や頭皮の静菌環境を保つハタラキ】です。

化学合成トリーメント製品には真似の出来ないやさしさで、髪と地肌を清浄(静菌環境)に保ちます。

 

皮膚に住み着く微生物は外界と身体の境目で死んでいく角質層の剥離を助けます。

ミクロの世界で活動する微生物の働きで皮膚はきれいに生まれ変わることができます。

合成界面活性剤は有効な微生物を駆逐し、髪と頭皮にとって何よりも大切な【静菌環境】を台無しにします。

 

シャンプー、コンディショナー、化学染料など化学合成製品は強い浸透力をアピールします。

しかしながら、それは本来皮膚に備わった防御作用を無にします。

浸透力が高いとアピールする製品(合成界面活性剤)は、角質層の隙間を埋めるセラミド(油脂)を乳化(無力化)します。
 
皮膚内部では、異物の外部侵入を察知し抗体反応を起動します。

浸透性の高い物質は、角質を通過し真皮に達します。

人体にとっては異物、しかも少なからず毒性を持っています。

 

人体に備わった免疫抗体反応は生体ホルモンを生成して侵入した異物を撃退しようと奮闘します。
 
界面活性剤と一緒に汚れや、有害細菌が皮膚組織に侵入する可能性もあります。

化学染料は毛髪の芯まで浸透し、容易に毛根に到達します。

洗髪や髪染めの度に、皮下の神経は著しく疲弊します。

抗体を作る機能も激しく消耗します。

それが髪や頭皮に積み重なるストレスの一因です。

 

洗髪やパーマ、ヘアダイによって大量の合成化学物質が頭皮内部に侵入しています。

一年365日、相当な量の毒素です。

わたしたちは、残念ながら皮下にたまった毒素を排出する機能を持っていません。

わずかに発汗で排出されることもありますが、皮膚の奥に浸入した化学物質は排出できません。

 
アーユルヴェーダ
 

髪や頭皮の表皮表面の隅々に微粉末のヘナパウダーが広がります。

ヘナは、頭皮や髪の汚れ(皮脂、微生物の排出物、微細な塵や埃)を吸着するスポンジの役割です。

皮膚の代謝に有効な微生物には、もちろん無害です。

 

髪や頭皮にヘナの有効成分が付着します。

角質(ケラチン質)と結合し、白髪は鮮やかな朱色に染まります。

この色素(ローソニア)が天然のバリアの役割を果たします。

アジア諸国の伝統儀式ではヘナによる装飾は魔除けとして用いられました。

 

色素(ローソニア)は、理想的な【静菌環境】を保つ証しです。

角質層は徐々に代謝を止め、死んでいく細胞です。

表皮表面のケラチン質と結合したヘナは角質と共に剥がれ落ちます。

ですから、およそ2〜3週間を過ぎる頃から、白髪を染めていた朱色は薄くなっていきます。


皮膚には角質層の代謝を助ける微生物が生息しています。

頭皮の汚れの大半は皮脂油と微生物の屍骸や排泄物です。

せっけんで、汚れを洗い流しただけでは、清浄な状態【静菌】環境は保てません。

【静菌】環境が保てなければ、髪や頭皮を酸性化が進みます。

ですから、洗浄でだけでは不十分です。

そこで、リンスやコンディショナー(トリートメント)が欠かせません。

しかし、合成界面活性剤や合成成分の入った製品には【静菌】環境を保つ視点がまったく欠落しています。

 

先人は、皮膚や頭髪を清浄に保つ方法を長い間、探求しました。

角質層の働きを阻害せずに清潔に保つことができる最も有効な天然素材。

そして、辿り着いた解答が『ヘナ』です。

 
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