熱帯は生命(微生物)の宝庫です。
熱帯のジャングル(生態系)には生命を脅かす猛毒を持つ生物もいます。
原生動物、原核動物、細菌、カビ、ウィルス、恐ろしい病原菌。 しかし、それはごく一部で生息してはいるものの、全体に及ぶことはありません。
自然のバランス【静菌環境】によって、無制限な増殖が抑制されているからです。 もし、それが制御不可能なら、熱帯生物はとうの昔に絶滅しています。
【有害微生物を抹殺する】除菌・殺菌信仰は誤り、生態系を破壊するもっとも愚かな発想です。
このような誤った考え方が重大なリスクのある化学化合物万能主義を蔓延させた背景です。
実際にジャングルに足を踏み入れると、驚くほど[清浄]な空気で満たされていることがわかります。
動植物は界面活性剤も石けんも使わずにきれいな羽毛や葉面を保っています。 なぜでしょうか?
その答えは【静菌環境】つまり、電子の豊富な空間に秘密があります。
電子は水(イオン化した水分子)にホールドされています。
水にホールドされた電子は天然自然のクリーナーです。 分子レベルで接触するあらゆる物質を洗浄します。
ですから、ジャングルの生物はいつもきれいなのです。 加えて蒸散、放出という物理作用で、余分な水分を弾き出します。 物質(生命体)がホールドする水分には保湿効果を発揮します。
そうでない物質(例えば枯れ木や枯れ草、生物の死骸)などは、そ逆に乾燥を促進します。 熱帯雨林気候のジャングルは湿度90%に達しますが、手つかずの自然の森の水分はサラサラしています。
一方、同じ熱帯でも人工的な環境(人造林やとぎれとぎれの森)ではさわやかな感触は消え去り、 同じ湿度であるにもかかわらず堪え難い不快さを感じます。
この差は水分子がホールドしている電子の量に依ります。 |