mote春日にメンバーの滞在対応も可能な新たな拠点がオープンしました。
オーナーは熱海(私)です。正式に就農し、農家になりました。
拠点の名前は風ノ畑。
風のように自由にあって、畑はそれを育てる場所。
目に見えず、人知れず生まれる風は世界中をぐるぐる回る。時に優しく、時に恐ろしくもなる。地球全体で見ると自然の秩序の中にある。そう見ると情報も風に似ていて世界中を回る、人が運んだり、光に乗せたり。時代は変わっていく。
近況
農家なので収入源として作物を栽培して、収穫して、売る必要があります。今はそのために種まき(畑に蒔く以外にも育苗トレーやポットに)や畑の準備をしているところです。同時に鹿や猿などの野生動物から作物を守るための柵の設置も急がれます。
また、今年からメンバーの1人が中心になって水稲の栽培も始まりました。
1時間圏内の場所で就農し、米と野菜を栽培している誠農園の加藤さんに全面的に協力していただいております。わたしを含め他数名のメンバーも必要に応じてサポート。畑のシーズンのみの滞在メンバーが主体となって米作りができるというのは、面白いしライフスタイルの幅が広がる取り組みだとも思います。
もう一つ始まったこととして、東京の青梅の拠点が形になりつつあります。
青梅にいる仲間が竹林を持っていて、今までは「たけのこ」を収穫して家族、友人、知人で消費していたのですが多く取れる年は消費しきれず。収穫の労力や竹林の管理も1人でやるのは大変な作業です。
そこで、販売ルートのあるメンバーが作業などを手伝い、収穫物を売る。そして利益をシェアするというイメージで今回、佐久市の直売所で「たけのこ」を売ってみました。直売所近くのスーパーなどでは普通に買える「たけのこ」ですが、出したうちの8割くらいは売れました。合計すると往復の交通費分(青梅ー佐久)は賄えます。人件費となると厳しいですが、例えばわたしの場合は時々東京に行く用事があるのでその時に少しでも収入源があれば、移動のコストを下げられます。
よくいうスモールビジネスとしては、まだまだ不十分ですが「たけのこ」のようなコンテンツが増えれば拠点間の移動をもっと活性化できると思います。
7月ごろから風ノ畑の作物の収穫が始まってきます、周りの仲間の作物なども集め、佐久から東京、埼玉への流れも作っていきます。
メンバーの拠点として
マインドオブジアアース(以下mote)でいうメンバーとは、自らメンバーですと宣言した人です。約束事はないので流れで宣言しないまま活動に参加してくれている方が多いですが、それも問題ありません。
わたしがメンバーに求めるのは「良い心」
曖昧な表現だし、ならば「悪い心」ってなんだって話ですが、moteとして人や自然と関わりながら活動をするとき、シンプルに誰でも持っていて、「何もなくてもそれさえあればいい」というものはやはり「良心」でした。
何も規定がない(基本方針などはありますが強制ではない)moteだからこそ一人一人の質が大事になってきます。能力や考え方、価値観や優先順位が異なるのだからルールや常識で秩序を作るというのはしたくない。ここでいう「質」は心です。
滞在可能な拠点としてメンバーを受け入れたいですが、誰でも良いというのはリスキーなので、初対面の人には段階を経たいと考えています。
どんな受け入れ方ができるか
わかりやすいのは風ノ畑の活動への参加や見学ですが、考えている受け入れ方は、もっと広くあります。
例えば、去年出会った方のご縁で藍染に使う「藍のたね」をいただき栽培しています。何人かのメンバーに声をかけ収穫期から秋にかけて染め物のイベントをするという構想があります。
原料が手に入る、もしくは作れる。
作業に必要なスペースや環境がある。
活動に必要な人手や資金が用意できる。
自然が近く、夏は涼しく冬は極寒なmote春日の環境でやるに問題がない活動かどうか、などいくつかの要件を満たせれば、わたしから提案することもあるし、メンバーからの提案も歓迎します。
滞在に関して
今お借りしている家はもともと農家だったので、敷地は広く、部屋にも余裕があります。ゲストルームも用意してますので必要であれば遠慮なくご相談ください。車で10分ほどの温泉宿もあるので宿のほうがいい方はそちらもご利用ください。
期間は長くても短くても、事前にご相談いただければ対応できます。宿ではないので宿泊費はかかりませんが、場合によっては別の形で要求することもあります、例えば半日作業をお願いするとか。
拠点のSNSも始めていました
このホームページは更新頻度が少ないので、よりリアルタイムに近い情報はSNSをご覧になってください。facebook、インスタグラムに時々投稿しています。