MacalenonPhilippines

Macalelon

サントトーマスから車と徒歩で7時間の場所にマカレロンの拠点があります。
マカレロンはケソン州南部に位置し、海が近く漁業が盛んです。

この拠点のリーダーはメルジュン氏。
メンバーの方の中には知り合いの方もいるかもしれません。
彼はNGO時代からワーカーとして働いていました。
オーナーの麻薬中毒で活動中止となった、チャオンの拠点でも働いていました。

先代がとても信頼していたこともあり、2018年の渡航の際に直接会って話をしました。
そして、今回は現地訪問させていただきました。

出発が遅れ、駐車場に到着したのは午後19時過ぎ。
もう暗くなっていたが、無事に到着、
ではなく、ここから1時間の歩きがある。

家へ続く道の入り口まで走ってきた道路を歩いて戻り、到着したのはバスケットボールコート。
ライトでコートを照らしジュニアチームが試合をしていた。
おそらくここは小学校。

客席も備わっており、席は満席でなかなかの盛り上がり。
そんな中、試合を見ている余裕のない我々はコートの端のゴール下をぞろぞろと横断。
試合は一時中断。

コートを後にし、すぐに見えたのは田んぼ、180°田んぼが見える。
境界線の木々が生えているところまでずーっと水田が広がっていた。
我々は一列縦隊になり、ライトで足元を照らしながら畦道を歩いた。

途中でメルジュンさんの親戚の子供逹がきてくれて荷物を持ってくれた。
途中の吊り橋は面白かったが、暗かったので写真も撮らずにただ先を急ぐ。
いくつも田んぼを通り過ぎ、気がつくと道沿いに小川が流れていた。

そして着いたのは、ほとんどを自然の材料で作られた家。
竹の柵と木々に囲まれた、小さな家だった。

奥さんが料理を作ってくれていたのですぐに食事をいただいた。
ご飯と鶏のスープ。
すぐに出た言葉は、米が美味い!
思わず日本語が出てしまった。
さすが米農家。
持っていった日本酒を皆で飲み、長い1日が終わる。

初めてのマカレロン訪問はこんな感じでした。
写真は翌日撮ったものです。

マカレロンの拠点について説明します。

周辺一帯は広大なライスフィールドで道路は1本もありません。
歩く、牛馬しか移動手段がありません。

彼らの農作物は地産地消ですが、価格が低く、それだけでは不十分な状態です。
食べていくことはできますが、現代社会においては教育や医療を受けるには現金が必要です。

先代が言っていたのは、この昔から変わらない田園風景、エンジン音のない環境を維持するためには農業従事者がいなければならないということ。

その農業従事者が出稼ぎをしなくてもいいようなサイクルを回すことをまずは目標にしていきます。

ターゲットはフィリピンで高値で出回っている日本米です。
これをオーガニックで安定して作れるようになったら規模を広げ、自前のルートで販売します。

マニラの価格で売ることができれば最高です。

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