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コンポスト

ビロッグビロッグにて堆肥作り

サントトーマスの拠点で無料で手に入る牛馬ヤギの糞。

十分に乾燥したものを袋につめビロッグビロッグの畑へ運んだ。

今回はチリに使うコンポストを作りました。

育苗用と、移植したときの元肥用です。

:手順

小屋のテラス部分のコンクリの床にフンをあける。

塊を砕きながら、不純物を取り除く。

そのあと、ジョウロで水をかけていくのだが丁寧にかけていく。

山を作っては表面に水をかけ、また水に触れていない内側から山を崩し、隣に山を作る。

水にはEM菌を少量混ぜる。

これによって発酵がすぐに始まる。

熱帯の気候も手伝い、3日目に確認したときには匂いは完全に変わり、熱も持っていた。

間で一度かき混ぜ給水、5日目にただの土を3割ほど混ぜてコンポストが完成。

将来的には堆肥作り用の小屋も欲しいとアリエルさんは言っていました。

常に何かを収穫し、無理のないスケジュールで播種育苗。

コンポストは一度にできる限り多く作り、キープしておく。

そのためには堆肥作り用の小屋は必須です。

家庭用コンポスト

日本では一般家庭でも生ゴミ堆肥を作ることが、わりと知られています。

プラスチック製のコンポスターというやつです。

これはメリットだらけなのですが、唯一言われるのが匂いやそれに寄ってくる虫など。

設置場所や設置方法、普段の管理などしっかりやっていればまず問題はないです。

エネルギー問題の一助になりますし、分解者としての微生物を身近に感じることができます。

その土地の力、地力とは生産力だけではなく分解も含めた循環力だと私は考えます。

見方によっては一つの植木鉢から畑、里山、地域レベルで考える事もできます。

全て繋がっているからです。

都市部の問題の一つは、それらを全く考慮しないか他力依存のデザインである事。

地面を探すのが難しい都市部ではコンポスターも仕事ができない。

いちいち回収して、集積して、石油をかけて燃焼させるしかない。

経済に依存した一時的なやり方。

油を注いで回す、回転車からは遠心力でいろんなものが飛び出している。

かつてはあったかもしれない求心力はもうない。

エネルギーダダ漏れ、休むことができない疲弊した精神と逆三角人口ピラミッド。

それでも油を注ぐことから逃れられない経済産業大国。

小さな生き物は何度もサインを出していた。

だけど大きな仕組みには汲めなくて、溢れていった。

福島に巨大なコンポスター(汚染水プール)を大量に作るのなら、50年前からコンポスターを都市部に導入するべきだった。

終わったことを言っても面白くない。

小さな生き物はいつだってそばにいる。

あの時のサインは小さいものではなかった。

世界中が知ることとなったが、それでも大きな仕組みには汲み取れない。

あの時生まれた多くの意思は今も生きている。

各地に散らばりサインを受け取っている。

小さな生き物はいつもそばにいるから。

Spitz

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