インドでのあるニュース。
経済発展に伴う建設ラッシュにより、セメントに配合される砂が不足し、値段も高騰。
そこに目をつけたのは『砂マフィア』。
良質な砂のためならなんでもする。
建設業に限らず砂の需要は多方面にあるらしく、消費量は増加の一途、その資源は枯渇する勢い。
もちろん環境への影響もあるし、景観も一変してしまう。
世界中で綺麗な砂浜が消失している。
マフィアの事情は知らないが悪事を行っている以上は悪である。
それがわかっていても、捕まえない警察や政府がいる。
単純に考えれば、マフィアもしくは同等の行為によって行われる取引には一切応じず、関わらなければ彼らは収益を上げられないはずである。
日本にはそんな法律もあったと思うが、存在しているということは警察や政府と口裏合わせて抜け穴でやりとりしているのだろう。
表向き堅気な商売をしていたら取り締まることもできない。
電話やネットの『振込詐欺』が流行っているが、下っ端を捕まえてもアジトを一網打尽にしても終わりはない。
ターゲットの個人情報は誰が流している?
定期的にお茶の間に伝えられる、『違法薬物』で業界に激震というニュースでは不毛なコメントがただただ語られている。
その薬物の入手ルートは?
元締めにたどり着かなければ意味もなく、捜査機関は無能と言わざるをえない。
正義はどこへ行ってしまったのか。
正義が悪を裁くストーリーはよくドラマになる。
警察、検察、弁護士などはその為に存在していると言っても過言ではないと思う。
しかし現実はそうではない。
人間の弱さ、法や制度の限界、人は完璧にはなれない。
アベ首が国のトップに居座り続けるという明らかな間違いも、正しさだけでは正せない。
とは言っても、悪には悪で挑めば未来は悲惨なことになる。
善も悪もひっくるめて人なのだから、人間の過ちを正せるのは人間だと思う。
畑で作物を食べる害虫には益虫(人にとって役に立つ虫)で対処するように。
海が汚れ水質が悪化したら山の植生、環境を改善するとやがて海が復活するよう。
単純に考えれば、すぐにでも自然環境は改善するし食糧問題、エネルギー問題も改善傾向に傾かせることは容易だろう。
そんなの甘い、素人がバカなことを言うなとお偉いさんに言われるだろうが、戦争をなくす方法と同じである。
みんなが家で家族と過ごせばいい。
結局は、砂マフィアも麻薬組織も詐欺集団も戦争も、利害関係をたどれば本来それを是正する側の人間にたどり着き、そこには利権があるのだろうということ。
否定するだろうが、そうでないということは証明できないだろう。
真実の記録である文書を改ざん、消失するような悪の組織が現れたら、こちらもそのように対応せざるをえない。
続く