滞在拠点としてのこれから
前回の現地での話し合いでは、サントトーマスの拠点は借地延長の契約をしないという見解でした。
しかし、今回現地に行き現状を見ると残り3年ない時間で滞在拠点を探す余裕はないことがわかり、延長することに決まりました。
もう一つは、アリエルさんの家族がそこに定住することができるようになったからです。
これによって拠点として安定します。(これまでは留守番が必要で、その送り迎えもする必要がありました。)
以上のことから、マイアス(マインドオブジアースの略)として次回の現地訪問では冷蔵庫とHome Wi-Fiの設置を検討します。
冷蔵庫は冷たい飲み物が飲めるだけではなく、買い物の回数も減らせるでしょう。
これから本格的にゲスト受け入れの設備を整えていきます。
Wi-Fiに関してはゲストというよりは現地のメンバーが、不自由なくインターネットを使える環境を整えることが目的です。
若者を中心にスマホやパソコンを使いこなし、自分の可能性を広げることができるということを知ってもらえればいいなと思います。
もちろん現地情報やネット上でのやり取り、話し合いは以前よりスムーズになるでしょう。
生産もできる拠点へ
また、今回敷地内を2つのエリアに別けるフェンスを設置しました。
片方にヤギと豚を、片方にその他の動物と畑をおく予定です。
バボイ(豚)に関しては、報告内容が多いのでまた別けて投稿させていただきます。
ヤギとバボイは現在およそ20頭越えですが、広さは十分です。
問題は妊娠中で気性が荒くなることやボス争いなど、喧嘩が起こることです。
BilogBilogの拠点に移していく、タイミングを見て売りに出す等してうまくバランスを取るしかありません。
これまでふれあい動物園状態だったのが、触れ合わない動物園になります。
これは以前を知っているビジターの方には劇的ビフォーアフターでしょう。
生産面から見ると、
鶏が増える。
野菜、草木が育つ。
今回の訪問で初めて聞いた話ですが、腹が減ったバボイがひよこをガムのように食べていたらしく、見回してもひよこがいませんでした。
母鶏は安全な場所で卵を温めますが、生まれた後は歩き回ります。
対策として家の中や箱の中でひよこを育てていますが、フェンスで別けてしまえば大丈夫です。
敷地内の居心地が良くなれば、これまで外に出ていた鶏もちゃんと帰ってくるでしょう。
餌やりのタイミングで数を数えていますが、外から走ってくる数が少なく、おそらく外で人に盗まれているということです。
計算はしていませんが、私たちが食べる以外に減ることがなければすでに100匹を超えているはずですが、現状半分もいません。
フェンスによって解決してくれたら良いなと思います。
野菜に関しては、規模は小さいですがドアを開けたら畑という立地は魅力的ですし、広さも自給自足には十分な広さです。
草が生えれば動物の餌になるので、運ぶ距離が短く以前より草集めは楽になります。
オーガニックな栄養分が豊富に蓄えられていること、以前は畑だったことで確実に作物は育てられます。
もう一つの期待は、アリエル氏の家族がそこにいながら生産に関われることです。
ただの留守番ではなく、動物の世話だけでなく畑作業をできる環境ができました。
やる気があるなら、彼らに自由にやらせてほしいです。
畑にはたくさんの学びと悟りがあります。
もっと農を身近にすること、どんな人にも重要なことだと私は思っています。
現地の若いメンバーが野菜や動物とふれあい、日々の気づきや考えを投稿し、共有する。
考え、それを発信することでそれぞれの理想を自分で構築していく。
その環境を整えることも拠点にとって重要なことだと思います。
育っていくのは組織や拠点ではなく、そこに関わる人たちだからです。